おおすみ(輸送艦)事故原因は?当日の阿多田島付近の海域、天候や航行ルートは?



自衛艦「おおすみ」と釣り船の事故がありました。

事故が起きた時間は2014年1月15日午前8時頃。

広島県大竹市阿多田島から北東へ1.4kmほどの海域です。

現場の海域は島が多く、航行ルートが限定されてしまい、

それによって交通する船の密度が高くなってしまう場所だそうです。


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おおすみ(輸送艦)と釣り船の事故原因は?



今のところ、確たる事故原因は判明していませんが、

おおすみの艦中央に衝突した痕跡が見られる、という情報があります。

おおすみの「左舷の中央部」と釣り船が衝突し、

結果的に釣り船が転覆することになった可能性が高いです。




おおすみの排水量は8900トン、全長は180m。

東日本大震災や、フィリピンの台風時など、

災害時の物資輸送活動で活躍し、

漁船などに比べるとめちゃくちゃ大きい艦です。

これだけ大きさの差があると、起こした波によって、

小さな船に操舵の影響が出てしまう可能性も低くありません。




前述のように、非常に船が密集しやすい海域ですので、

このような場合はお互いに見張りを密にするのが鉄則です。

どちらかがその見張りを怠った可能性も事故原因として考えられます。

おおすみは、釣り船から見れば巨大ですので、

普通に見張りをしていればまず見落とすことは無いという意見は多いですね。


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阿多田島付近の海域の天候は?



当日の現場海域の天候は快晴。

霧なども無く視界はかなり良好でした。

風も強く無く、波も穏やかで、

天候が事故原因になったとは考えにくいです。




実際に阿多田から船を出したことがある人は、

外国船も多く、通行には気を使うと言っていました。

また、別の意見では、最近はフェリーの運行が減少したことで、

普段は航行ルートになっている海域でも釣りをする船が増えたということです。

それが事故と関係があるかは不明ですが、

そうした意見もあるようです。





おおすみの航行ルートは?


おおすみは海上自衛隊呉基地(広島)から、

岡山県の造船所に向かう途中でした。

船体のチェックをするためだったそうです。

呉基地を出港後、おおすみはまず北上し、

江田島と能美島を回りこむ形で南に進んでいる際に衝突事故が起きました。

目的地までは直線で130kmほどしか離れていない航行だっただけに、

短い運航でも気を抜けないのだと改めて思います。




過去には、「なだしお」や「あたご」の事故がありました。

あのあたごの事故からはさほど時間が経っていませんので、

記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

自衛艦の事故は、非常にデリケートな問題を含んでいるので、

この事故による影響は大きいはず。




今後事故の原因や経緯が明らかになってくると思いますが、

とにかく今は、事故に遭われた方が無事に回復することを祈りたいです。

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