本田圭佑は努力家に括れない!足が遅いこと、顔が変わったことも問題じゃない
本田圭佑選手がミランに移籍するとなってから、
私の周りでは毎日話題にのぼっています。
本田選手って、プレーもそうですが、人間としても非常に魅力的ですよね。
会見の「リトルホンダに聞いた」という英語のコメントは秀逸でした(笑)。
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本田圭佑の人柄は努力家なの?
将来の夢はセリエAでプレーすること。
本田選手の卒業文集にもあった夢です。
彼は、これまでの日本サッカーの短所を打ち破るような、
豪快なプレーを展開してきました。
日本のサッカーを変えた選手と言ってもいい。
その背景には、これまで彼が積み重ねてきた努力や、
元から才能があったことも確かでしょう。
しかし、それ以上に大きのが「逆境を自分が成長する機会」と考える姿勢、人柄、人間性。
試練や忍耐をバネに変えていく彼の「内面の強さ」が関係していると私は思います。
努力家ではあるけれど、ただの努力家とは違う。
内面の強さは肉体的な強さとは違い、なかなか訓練や努力で培えるものではありません。
先天的、あるいは、幼少期に形成される物事の考え方が深く関わっているのだと思います。
普通人間は、難しい状況に置かれると不平不満を述べたり、
その状況から逃げ出そうとする傾向があります。
ほとんどの人はそうだと思います。
でも本田選手はそうでない。
努力の結晶という言葉を日本のファンはよく多用しがちですが、
「努力し続けた後、得られるものは何か?」
「そのために自分は何を耐えなければならないか?」
そのような将来設計を果たしていく力が今の自分にあるかどうか、
自分自身の内面といつも正直に向き合っている。
ことあるごとに自分を試すことを怠らないで進んできた結果が、
今の本田圭佑を形作っているのは間違いありません。
「努力家」の一言ではおさまらないイメージです。
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足遅いって言われてるけど、セリエAで通用する?
本田選手の50m走のタイムは6.8秒。
成人男性の平均的なタイムと、それほど変わりません。
足遅いって言われるのも仕方ないかもしれませんね。
海外トップクラスの選手たちは常人離れしたスピードです。
(クリスチアーノ・ロナウドやロッベンなどは100m/10秒台)
そんな中にあっても、本田選手は、他の選手たちに引けを取らない
スピーディーかつキレのあるプレーをすることが出来ます。
日本代表戦などを見ればそれは明らか。
足が遅いと言われる不利な点を、彼はどのようにカバーしているのでしょうか?
それは、彼にしか出来ないボールさばきや瞬発力、さらに当たりの強さ。
ACミランは最近チーム成績が落ちてきているとはいえ、
世界有数の強豪サッカーチームです。
カカやエル・シャーラウィなど世界で活躍するトッププレーヤーたちが
勢揃いしている中でも、それらの技術は必ず通用するでしょう。
実際には、セリエAデビュー戦で既に証明されたと言ってもいいです。
あそこでなぜフリーでシュートを打てたのか。
見てる方もちょっと不思議でした(笑)。
あとはチームにいかに早くフィットするかですよね。
本田選手がフィットしたミラン、すごく楽しみです!
本田選手、顔変わった?
彼の顔つきが最近変わったのではないかという話を、
TV・インターネットなどでよく耳にすることがあります。
確かに、少し目の周りが腫れぼったいような印象を受けました。
ここ数ヶ月の海外遠征での疲労、レーシック手術の後遺症、バセドウ病、
インフルエンザの合併症、ギランバレー症候群・・・
と、諸説あるようですが、今のところ正確な原因は不明とのこと。
今後さらに飛躍し続ける彼の身にもしものことがなければいいのだけど…と、
思わず憂慮してしまうファンの方もいらっしゃるかもしれません。
私も激務が続いている彼の体調が少しばかり気がかりです。
でも、その原因を誰よりも一番よく知る彼自身が口にしないというところに、
本田圭佑の人間性を少し垣間見ることが出来るように思います。
彼は元々細かいことをあまり気にしない性格だそうですが、
重要な点、とりわけサッカーのプレーに影響することはとても気にかけているといいます。
あえてその点を口にしないということは、顔つきが変わったことも
気にするようなことではない(サッカーに関して)ということなのでしょう。
今取り組むべきことに意識を集中する方が大事なんだという、
彼なりの強い思いが反映されているのではないかと思います。
2014年はサッカーイヤーですが、日本のサッカーシーンはやはり、
本田選手をずっと中心にして進んでいきそうですね。
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