かぐや姫の物語は大コケ?興行収入の予想と走る予告の歌が気になる!子供向けなの?
2013年11月23日公開のスタジオジブリ最新作「かぐや姫の物語」。
先日引退を発表した宮﨑駿監督ではなく、
高畑勲監督が14年ぶりに発表する作品になります。
「ホーホケキョ となりの山田くん」以来となるわけですが、
高畑監督の画は宮崎作品とは大きく異なるので、興行的にどうなるのか少し気になりますね。
そこで、ジブリ最新作の「かぐや姫の物語」が大コケしそうな噂、子供向けかどうか、
かぐや姫が走る予告の歌は誰が歌っているのか、興行収入の予想などを調べてみます!
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「かぐや姫の物語」でジブリが大コケする?内容は子供向け?
予告編を見ましたが、やはり宮崎作品とはかなり違って、
かぐや姫の物語は絵コンテ風の画です。
細部まで映画を味わえるコアなファンなら、間違いなく唸る作画なんだそうです。
作画枚数が桁違いに多くて、風立ちぬよりもスタッフをたくさん使って作ったんだとか。
総製作費は50億円(笑)。
「ハウルの動く城」でも30億円ほどと言われていましたから、
かなり使い込みましたね~。
ほとんど人件費でしょうけど、すごい金額です。
宮﨑駿監督が稼いで、高畑勲監督が大コケして散財する、
これがスタジオジブリのいつもの風景なんだそうですよ(笑)。
でも、宮崎監督引退しちゃったから、これから散財する一方じゃないですか!
大丈夫かな…
作画が凄かったりお金を掛けたかどうかは、映画がヒットすることとは別の話です。
ジブリキャラでないことは、いつものジブリがお目当てのお客さんが、
劇場に足を運ばない理由になることは想像できますよね。
それでもジブリブランドは強力ですので、観客動員の初速は必ずある程度あります。
大コケにならないかどうかは、それを伸ばせるかがカギ!
そこで重要なのは、やっぱりストーリーでしょう。
話の内容ですが、原作は古典の竹取物語です。
どのような脚本になっているのかがポイントですよね。
作画を活かした物語になっているのかどうか。
話がつまらなければ、客足が急激に失速して、
結果大コケということになってしまうと思います。
脚本は坂口理子さんという方が、高畑監督と共同で務めています。
かぐや姫が地球にやって来た経緯、求婚を断って月へと帰るまでの心情描写。
その辺りがどのように描かれるか。
一説によると、現代シーンがあって、タイムスリップ物になっている可能性がある、との噂もあります。
確実な情報ではありませんが、これが本当ならけっこう冒険していることになりますよね。
どうなっているのか楽しみです♪
あまりに度を越した脚本だと、それはそれで批判が出そうですけどw
予告編を見た感じ、竹からかぐや姫が生まれたファンタジーを楽しむような、
子供向けの話とは思えません。
恐らく、かぐや姫の心情が中心になってくる映画なので、
子供には難解で、退屈に感じるような気がします。
少なくとも「となりのトトロ」的な物を期待して見に行くのは間違いです(笑)。
アニメの作画を楽しめる少年少女だったら問題なく楽しめるのでしょうけどねw
※試写会に行かれた方々の感想を見たところ、多少上映時間が長いものの、
かぐや姫はかわいいし、表情がコロコロ変わったり、かわいいキャラも出てくるとのこと。
エンターテイメント性が高いという評価も多く、学校でも話題になりそうです。
情操教育として子供を連れて見に行くのも十分アリだと思います。
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かぐや姫が走る予告の歌は?
最新予告として、年頃になったかぐや姫が物凄い勢いで疾走する映像を見ることができました。
それはもう、疾風の如く走り続けていて、常に体が斜め45度以上傾いている状態だったわけです(笑)
物語のどのシーンなのかよく分かりませんが、とにかく走りまくっていましたw
で、そのBGMとして流れていた歌が、主題歌である「いのちの記憶」。
二階堂和美さんというシンガーソングライターの方が歌っています。
やさしい声で、しんみりと心に入ってくる歌声でした。
人が生きること、またその逆もしかり、が歌のテーマになっているそうです。
ゲド戦記の時の、手嶌葵さんとちょっと声が似てるかな、という印象でしたが、
彼女よりは、もう少しポップな声質に感じました。
この曲が映画の中で流れた時に、どのような効果を生むのかが気になりますね!
「かぐや姫の物語」興行収入の予想!
公開年 作品名 収入 観客動員 監督
1997年 もののけ姫 193億円 1420万人 宮崎駿
1999年 山田くん 7.9億円 115万人 高畑勲
2001年 千と千尋 304億円 2350万人 宮崎駿
2004年 ハウルの動く城 196億円 1500万人 宮崎駿
2008年 崖の上のポニョ 155億円 1200万人 宮崎駿
2010年 アリエッティ 92.5億円 750万人 米林宏昌
2011年 コクリコ坂から 44.6億円 355万人 宮崎吾朗
2013年 風立ちぬ 114億円以上 1000万人以上 宮﨑駿
ジブリ作品の主な興行収入データです。
「ホーホケキョとなりの山田くん」が、桁違いに低い興行収入だったことが分かると思います…
配給会社との関係でいろいろあったことが影響しているようですが、
それを含めて鑑みても、興行収入低すぎですよね。
このときの制作費は16億円で、半分も回収できなかったことになります。
今回は「風立ちぬ」の公開から日が経っていないので、
ジブリ熱がまだ世間に残っています。
そして前作の頃よりも格段にジブリブランドの威力は増しているので、
少なくとも数十億円の興行収入は到達すると思います。
しかし前述のとおり、制作費を50億円かけているということで、
最低でも赤字を回避するために50億円は超えねばなりません。
宮崎吾朗作品の「コクリコ坂から」が44億円だったことを踏まえて考えてみます。
宮﨑駿作品でないジブリ作品で、絵柄もジブリっぽくないとなると、
50億円に届いて御の字ぐらいではないかなぁ、というのが私の予想です。
作品の質という意味では、疑いようがないほど高いクオリティなのは間違いないと断言できるのですが、
それがお客さんを呼ぶことにどれだけ繋がるかは不透明なんですよね。
「かぐや姫の物語」が、「風立ちぬ」を超えるヒットになるか、
興行収入の結果がどうなるのか、注目が集まりそうです!
お時間がある方は、ぜひ映画館で「かぐや姫の物語」を、
楽しんでみてはいかがでしょうか。
2013年11月28日追記
「かぐや姫の物語」が11月23、24日のランキングで初登場1位を記録しました。
2日間で2億8400万円の興行収入だそうです。
しかし、「劇場版まどかマギカ」が公開2日で4億円を突破したことを考えると、
それより低い数字になっています。
また、公開されている映画館も「まどマギ」は129スクリーンで、
「かぐや姫の物語」は3倍以上の456スクリーン。
客層が違うことは考えなければなりませんが、ちょっと微妙な数字ですね。
→高畑勲監督は在日韓国人?宮崎駿監督とはライバルなの?
→ヒロインかぐや姫の声優を務める朝倉あき!
ちなみに「風立ちぬ」の時は454スクリーン、公開2日で9億6000万円の興行収入でした。
「かぐや姫の物語」は、現時点でおよそ3倍を超える差がついたことになります。
このままでいくと、最終的な興行収入は30億円程度が予想されるということで、
50億円の制作費を回収するには至らないことになってしまいそうですね。
まだクリスマスや年末年始がありますので、巻き返しに期待したい所です。
普通の映画なら、十分ヒットなんですが、いかんせん制作費が高すぎです…
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